「君って、センスあるよね」

人生で一度は言われてみたい言葉だったりします(笑)

ではセンスって何でしょう??
ある人の言葉によると、
「センスは才能ではなく、知識の蓄積」と言われています。

ちなみにセンスとは日本語だと感性といいます。

つまり、
センスや感性の有る無しというのは、
これまでに培ってきた知識の量によって決まるのです。

ではセンスや感性が高かったら人生はどうなるのでしょうか??

答えは簡単で、単純に人生が楽しくなります。

なぜなら、
人間関係が上手くいきますし、
仕事も上手くいきますし、
趣味の質も向上するからです。

では、
センス、感性とは何か??
センス、感性があったらどんなメリットがあるのか?
センス、感性を磨く為にはどうしたら良いのか?
を、お伝えしていきますね。

 

 

センス、感性とは何か??

感性と感覚の違い

感性を考える上で、
必ず出てくる言葉が感覚です。

感覚と感性の違いは何でしょうか??
確認してみましょう。

 

感覚とは

あなたの五感、
「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」から得た
情報を感覚といいます。

一般的に、
「美しい」「美味しい」などの
形容詞で表現されることが多いです。

この感覚の違いで、
あなたの好きや嫌い、
良し悪しが形成されていきます。

 

感性とは

五感から得られた感覚を、
自身の成長によってより高度に、
また、より高次元に言語化すること。

このままだと分かりにくいので分かりやすい例でいうと、
美味しいものを食べて「うまい!!」というのが感覚。
食レポができるのが感性です。

 

感性を磨くのに必要な要素

語彙力が必要

感性とは、
上記でもお伝えしたように
より高次元に言語化することが必要です。

先の食レポの例のように、
単純に「うまい!!」と言うより、
舌が喜んでいる、
〇〇の宝石箱や、のように、
同じ意味でも表現を変えるだけで
深みや意味合いが大きく変わってきます。

一般的に、
語彙力の差が頭の良さに比例すると言われています。

言葉を多く知っている人というのは、
それだけ考察できる範囲が広くなり、
またストレス耐性も高くなるので、集中力も高くなるのです。

 

なぜ?を追求する思考

なぜ?という考え方は
人間、ひいては全ての生き物に共通する
本質的な本能です。

腹が減ったために食事をする。
身体の回復のために寝る。
種の存続の為に子を作る。

なぜ?という本能は本来、
生きるために必要な防衛機能ですが、
現代を生きる我々は衣食住に恵まれているので、
この、なぜ?という本能が薄れてきています。

むしろ、なぜ?を考える事が
面倒であると思っている人が多い。
これが大きな間違い。

美味しいものを食べて、
なぜ美味しいと感じるのか??

美しいものを見て
なぜ美しいと思えるのか??

楽しい事をして、
なぜ楽しいと思えるのか??

なぜ上手くいったのか??
なぜ上手くいかなかったのか??

あなたが得た感覚に対し、
なぜそのような感覚を得たのかを追求する事が、
感性を磨くことに繋がるのです。

この考え方は非常に重要です。

 

センスがない人の特徴

以上の事から、
センスがない人というのは単純に、
感覚止まりなだけ、ということです。

なぜ美味しいと感じるのか??
美味しいと思ったから。理由などない。

なぜ美しいと思えるのか??
美しいと思ったから。理由などない。

なぜ楽しいと思えるのか??
楽しいと思ったから。理由などない。

なぜ上手くいったのか??
たまたま。
なぜ上手くいかなかったのか??
たまたま。

 

こんなんでセンスが磨かれるワケがありません。
また成長するハズもありません。
だから毎回同じことをします

なぜ美味しいと感じるのか??
食材のこだわりや、
手法、手間がかかっているから。

なぜ美しいと思えるのか??
構図やバランスが良いから。

なぜ楽しいと思えるのか??
なぜ上手くいったのか??
なぜ上手くいかなかったのか??

必ずそこには理由があります。
あなたが気付いていないだけで、
必ずそこには、なぜ?があるのです。

なので冒頭の、
「センスは才能ではなく、知識の蓄積」という意味が
分かって頂けたかな?と思います。

センスの無さは、単純に知識不足であり、
知識があれば、センスはおのずと身につくのです。

 

センス、感性があったらどんなメリットがあるのか?

感性が豊かな人の特徴

想像力がある

みんなが結構
重要だと思っている ”優しさ”

この優しさは、想像力に比例すると言われています。
単純な話し、
これをされたら喜ぶだろうな、、、
これをされたら嫌だろうな、、、
そんな想像ができるから人は優しくなれます。
逆に想像できないから優しくできません。

想像力とは、
様々なことに触れて、
そこから色々な言葉を知っていき、
考察、予想の幅が広がっていきます。

そうやってセンスが磨かれていくからこそ、
想像力も養われていくのです。

自分の気持に素直になる。

語彙力の多さが、頭の良さに比例する、と
先にもお伝えしましたが、
まさにコレで、
人の感情というのはご存知の通り、
かなり複雑です。

複雑ゆえに、
そのちょっとした感情を言語化できなければ
人に理解されないばかりか、
自分自身も分からなくなってしまいます。

自分の感じた気持ちや感情を
しっかり言語化できるからこそ、
自分と向き合うことができ、
自分の気持ちに素直になることができるのです。

情報キャッチが鋭くなる。

チャンスをものにする、と言いますが、
世の中にはチャンスをチャンスと思っていない人が多いです。

そもそもチャンスだと認識できていないんですね。

認識の差は
圧倒的な知識や経験不足によって生じます。

なぜ?を考察する癖がついているセンスのある人は、
何がチャンスで何がチャンスではないかを
しっかり認識できています。

何気ない日常の中にでも
チャンスが転がっていることを知っているので、
瞬時に情報を拾うことができます。

変化、異変に気づける。

想像力があり、
情報キャッチが上手になってくると、
自然と五感が鋭くなってきます。

すると、
相手のわずかな表情や雰囲気の変化、
場の空気を感じ取ることができるようになります。

変化や異変に気付けたのなら、
配慮や気遣い、
トラブルへの対応も上手くこなせるようになります。

愛情深くなる。

想像力があり、
様々な視点から考察できるようになれば、
自然と愛情深くなります。

想像力があって、
優しさがあるからこそ、
思いやりや、相手の気持ちに寄り添うことができるのです。

 

感性を磨くメリット

人付き合いが上手くなる。

想像力があり、
自分の気持ちを素直に相手に伝えられて、
情報のキャッチが鋭くて、
変化や異変に気づけて、
愛情深い人が、嫌われると思います??(笑)

世の中は非常にシンプルで、
人に愛される人間が上手くいくようにできています。

才能や才覚ではありません。
人に愛されるかどうかなのです。

人づきあいが上手い人が、
人生を楽にするのです。

感動することが多くなる。

人生を豊かにする要素に、
感謝、があります。

感謝は、
知らなければ感謝することができません。
つまり、
知ろうとしなければ、その境地にはたどり着けません。

センスがある人は、
様々なことを知り、色々な事を体験しているので、
些細なことにでも感動することができます。

感動できるからこそ、
他人の親切にも気づけます。

気づけるから感謝することができます。

 

第六感が磨かれる。

様々なことに触れ、
色々な事を体験していると
五感が研ぎ澄まされていきます。

すると言葉や理屈では説明できない何か、の
第六感が磨かれます。

第六感までいくと、
達人の域となります。

 

仕事で活かすことができる。

仕事も遊びも一緒、なんて言葉がありますが、
本当にその通りで、
センスがある人は何をやらせても
やっぱりセンスがあります。

想像力があって、
情報のキャッチも鋭くて、
人付き合いも上手なので、
上手く事が運ぶしかないのです。

 

センス、感性を磨く為にはどうしたら良いのか?

自然に触れる

人間もしょせんは動物。
自然の中から生まれて、
自然の中へ消えていくのです。

季節の変化や、
自然の中で戯れることによって、
さまざまなインスピレーションを得ることができます。

っていうか、
自然の中からでしか得られない経験や知識があります。

 

音楽、芸術に触れる

芸術に触れるのは
感性を磨くためのオーソドックスな方法ですね。

本物に触れる
ことがかなり重要。

一人旅にでる

行ったことがない場所や、
色んな人と出会い、別れる事は
感性を大きく響かせます。

 

新しいことにチャレンジする

語彙力を高めることは、
新しいチャレンジの中でしかありません。

新しい感覚を得るからこそ、
感性の幅が広がるのです。

 

知識や情報のアウトプット

知った言葉や情報をどんどん活用しましょう。

体験や経験を、
絵や文章などで表現してみるのもアリです。

 

映画を見る

芸術作品に触れる一環。
素晴らしい作品に出会えたら
心が震えます。

 

読書

語彙力を高めるオーソドックスな手法の一つ。
芸術作品に触れる、というのも理由の一つだが、
様々なジャンルの作品と触れ合う事で、
あなたが保有する言葉の数が段違いになる。

 

アニメ、ゲーム、マンガ

よく保護者の方に、
ウチの子はマンガやゲームやアニメやYouTubeばっかり、、、
なんとか言ってやってください、っと
よく味方になるよう求められるが、
私はいつもそれに対して反論している。
だから比較的、保護者受けが良くなかったりします(笑)

っというのも、
ここまで読み進んでくれた方は理解していただけると思いますが、
アニメやゲーム、マンガやYouTubeは、
創造性や言葉のレパートリーを増やす要素が
しこたま転がっているからです。

音楽や芸術、映画、読書と何ら変わりなく、
感性を磨く上で非常に強力なツールなのです。

では何が問題なのか??

それは、
偏り過ぎることと、
本業を疎かにすることです。

 

一つ、偏り過ぎること。
好きになったアニメやゲームを、
ひたすら見続ける、やり続けることは
感性を鈍らせる要因になります。
アニメやゲームにハマったのならば、
様々なジャンルのものを見せ、やらせることが
感性を磨くことに繋がります。

 

一つ、本業を疎かにすること。
アニメやゲームのせいで
勉強や習い事、私生活が疎かになってしまうことは
感性を鈍らせる要因になります。
勉強や習い事、私生活にも意味があることを伝えましょう。
そこの部分の、なぜ?が伝え切れていないから
子供は疎かにするのです。
子供はバカではありません。
むしろ大人より柔軟性があって、感性は鋭く、吸収は早いです。

その、なぜ?の部分を伝え切れていない大人が悪いだけであって、
なのに娯楽を一方的に取り上げる方法は
子供の感性を磨く機会を損失させ、
成長を阻害する行為といえます。