運動

 

コロナの影響もあって、
社会情勢は大きく変わり、
健康志向な人が増え、もしかしたらあなたも
「運動を始めよう!」
と一念発起された一人かもしれません。
あるいはもう何かしらの運動を始めているかもしれませんね。

その心意気は最高ですが、
その前に知っておいてほしい事実があります。

それは、
運動する前に整体へ行った方が良いということ。

もっというと独学やノリで運動するのではなく、
ちゃんとしたトレーナーに見てもらうなど、
一度真剣に体と向き合ってみた方が
結果は出やすいですよ?
っというのが私の経験上からくるアドバイスです。

間違いなくいえる事は独学は止めておいた方が良いこと。
例えばユーチューブなどの動画をマネしてみるとか、
自分の過去の経験から練るトレーニングなどです。

これらはほぼほぼ上手くいかないと言えます。
思ったような効果が出なかったり、
ケガをしたりします。

それがなぜなのかというと、
人の体というのはかなり正直でして、
使わなくなった筋肉や能力は
どんどん簡単に失っていくからです 😥

 

 

運動する前に知っておいてほしいこと

痩せたい・・・
上手くなりたい・・・
健康になりたい・・・

いずれの目的にしても、
運動をする上で注視したいのが
“代謝”
です。

代謝とは簡単に説明すると、
一回の運動でどれだけのエネルギーを消費するか、です。

代謝が高いとは、
それだけエネルギー効率が良いという事なので
いわゆる燃費が良い状態と言えるのです。

車で例えると、
1リットルのガソリンで10キロしか走らない車と、
1リットルのガソリンで30キロも走る車だったら、
後者の方が優秀と言えますよね。
これは体にも言える事なのです。

 

さて、
以下の図を見てください。

 

左右の力に特化したAの筋肉。
上下の力に特化したBの筋肉。
そして、
それらを繋ぐCの筋肉、
があったとしましょう。

 

めちゃくちゃ大ざっぱですが
だいたい体の構造ってこんな感じになっています。

で、端的に言いますね。

運動不足な人はまずCの筋肉が失われている、
または硬化していきます。

人間の体というのは
使用しない体の部分を平気で捨ててきます。

で、
運動する上でこのCの存在が一番重要なのです

Cの筋肉は
AとBの補助的な筋肉であり、
Aにかかる負担をBに流したり、
Bにかかる負担をAに流したり、
または
Bの力を用いてAの力を上げたり、
Aの力を用いてBの力を上げたりする役割があるのです。

ではこのCの筋肉が失われたらどうなるのか??

 

Aの負担は全てAで受け止める。
Bの負担は全てBで受け止める。
だからケガをするのです。
だから疲労がたまりやすくなるのです。

 

また筋肉と言うのは伸縮するゴムのような存在で、
Cの筋肉が硬化したらどうなるか?
単純に縮みます。

なので図のAとBはほぼ垂直に位置していますが、
Cが硬化すれば、
AとBが引き寄せられる形となります。

これがいわゆる姿勢の悪さに直結してくるのです。

姿勢が悪くなったらどうなるのか??
力の分散って覚えていますか??

Cが縮んでAとBの筋肉が斜めになってしまったら、
平行運動のA
垂直運動のBに必要な力は分散してしまうということです。

つまり人と同じ力でも上手く力を発揮できなかったり、
パフォーマンスが低下するので代謝は悪くなります。

なのにそれ以上の力を出そうとしてしまうので
ケガをしてしまうのです。

 

どのくらいの期間で筋肉は失われるのか??

一般的に、
運動をしなかった場合、

もっと正確に言うと
全ての筋肉において使用しなかった部位というのは、

・10日ほどで落ち始めるアップを開始

・2~3週間から落ち始めます

・半年から一年あければ必要最低限の筋肉しか残りません

 

はい、、、
なのでほとんどの人は先の例でいう補助的な筋肉Cは失われています。
なぜなら子ども時代やスポーツ現役時代のように体を動かしていないですよね??
だから間違いなく日常生活で必要な、
必要最低限の筋肉しか残っていません。

 

そんな必要最低限の体で、
何ができると思います??
間違いなくケガをします。

また、
補助的な筋肉が衰退しているので、
体の使い方がまず下手くそになっています。

だから今まで出来ていたことができなくなったり、
結果が出にくい体になっているのです。

 

結果が出る体にするには??

必要最低限の筋肉しか残っていない状態で
運動したらどうなるのでしょうか??

答えは必要最低限に残っていた筋肉だけが
鍛えられるだけです。
補助的な筋肉は衰退したままです。
そして大体の場合、
必要最低限に残っていた筋肉は
キャパオーバーでオーバーヒート、または壊れる、
いわゆるケガをすることになります。

 

ではどうしたら良いのか??
答えはシンプルです。

衰退してしまった筋肉に刺激を与える
これしかありません(笑)

人の体というのは、
使わなかったらどんどん失っていきますが、
逆に刺激が入りさえすればちゃんと筋肉をつけてくれます。

では刺激をいれる方法は
一体なにがあるのでしょうか??

 

整体などに行き、指圧してもらう

長く運動をしていなくて、
いきなり運動するのはハードルが高いと感じる人には、
まず整体などにいって指圧マッサージしてもらうといいでしょう。

指圧することによって、
無理やり筋肉の伸縮運動を起こすので、
刺激を与えて眠っている筋肉を
叩き起こすことができます。

ただ当然ですが
刺激だけでは筋肉を育てることはできないので、
整体だけで満足してはいけません。

 

部位を狙ったトレーニングをする

健康のため、痩せるために運動をしよう!という心意気は素晴らしいです。
だからといって、さぁ!走りに行こう!!ってやっちゃうと、
成果はでにくく、むしろケガをして結局運動できない体になってしまいます。

実際、走る、という行為は誰でも簡単にいつでもできそう、という錯覚がありますが、
走る行為1つにとっても実は非常に奥深かったりします。

走る上で腕を振れ、っとあるように
走る行為は足だけでするものではなく、全身運動になります。
つまりは全身が上手く連動できる体でなければ、
先のABCの筋肉の例でもお伝えしたように、
代謝が低い運動となるのです。

だから動画やYouTubeを見てマネをするのはご法度。

きちんとしたトレーナーに相談して、
まずは運動する上で必要な筋肉を鍛える必要があります。

急がば回れ、といいますが、
結局こういった遠回りこそが正解だったりするのです。

 

運動する上で知っておくべきこと

筋肉とはただの栄養素の塊

筋肉はただのアミノ酸の集合体です。
なので糖質などと同じでエネルギーとして分解して使用されます。
よって普通になくなる存在であることを覚えておきましょう。

 

筋肉とは育てるもの

筋肉とは鍛えるというよりは育てるものです。
種から水を与えて芽が出るように、
筋肉もその部位その部位を意識して運動してあげると、
ちゃんと大きくなってくれます。
可愛がってあげてください(笑)

 

人間も動物

人間は知識があるので勘違いしやすいのですが、
しょせん人間も動物と何らかわりません。
なので動けてなんぼ、という本質があります。

例えば物を食べる内臓器官も筋肉によって活動しているので、
筋肉が衰えたら当然内臓器官も弱るワケです。
食べる力がなくなれば体が弱くなるのも当たり前な話なのです。

また記憶力を司る脳の一部、海馬。
この海馬は運動による刺激が入ることによって動くといわれています。
つまり運動しなければどんどんどんどん記憶力が悪くなっていくと言われています。
痴呆などのボケも、運動不足からくる病気の1つと言われています。

 

継続しなければ意味はない

先にもお伝えしましたが、
運動しなければ10日で落ち始めていきます。
つまり、雨だからとか、暑いとか寒いとか言っている場合じゃ正直ありません。
結構こういう理由で運動しない人は多いです(笑)

10日で落ち始めるので、
せっかく当日運動を頑張っても、そうやって間が空けば、
0→1、0→1の繰り返しで、結局何がしたいのか分からなくなります。

 

運動する頻度

慣れないうちは週1回、などでもいいですが、
本質を覚えておいてください。
運動はなるべく毎日の方が良いです。
毎日しろ、とは言いません。
ただ毎日の方がいいのです(笑)

実はみんなの思う休憩とは、
座ったり、横になったり、を連想すると思いますが、
これは大きな間違いです。

座る、横になる、という行為は実は体にとってかなりの負担になっています。
座る寝るは休んでる風なだけで、実は深刻なダメージを体に与えています。

ようは筋肉の本質は伸縮運動であり、
座るも寝るもその伸縮運動をしません。
また座る、寝るという行為の一番の害は、
姿勢を悪くしてしまうということ。
そもそも人間の体は座る、寝るという姿勢に適していない構造になっているのです。

だから運動の強度を下げてもいいから、
毎日体を動かしていた方が、
実は体にとって良かったりするのです。

ただし、体のケアーはもちろん大事です

 

お酒好きな方へ

お酒って実は筋肉を溶かす作用があります。
飲むなとは言いませんが、
飲むなら筋肉をつけないとエラい目にあいますよ(笑)

 

老化を言い訳にしない

歳を重ねれば重ねるほど歳のせいにしてしまうのは非常に分かります(笑)
私もそうでした。

しかし実は年齢のせいにするのは単なる言い訳に過ぎないことが指摘されています。

もちろんホルモン分泌や栄養素の生成、細胞分裂の減少など、
若い頃と比べると年々減少していくので、回復力の低下や体力の衰えは確かにあります。
しかし運動することによって、
その衰えを緩やかにすることができることが分かっています。

つまり、
年齢によるガクッと下がった衰えは、
単にこれまで運動をサボってきたツケなだけであって、
年齢のせいだけではないのです。

むしろ年齢を重ねれば頭を使って工夫できるようになるので、
そう簡単に若い子に負けないようにすることもできます。

老化は遅らせることができることを覚えておきましょう。
逆をいうと運動不足は老化を加速させる行為ともいえます。

 

どうせ運動するなら早いほうがいい

運動不足にせよ、運動音痴にせよ、
正しい体の使い方さえ知ってしまえば、
体は自然と動くようになりますし、
やればやるだけ結果も残せるようになります。

なので思い立ったが吉日ともありますし、
何歳でもトライは可能ですが、
どうせやるなら若い頃に始めた方が負担が楽なのは間違いありません。

ただし、
正しいやり方で運動しなければな意味はありません

 

運動は継続するしかない

継続は力なり、
と言いますが、まさにその通りで、
運動を止めるということは言い換えると
生き物としての活動を止める、とも言えます。

一度運動を始めたら途中下車はできません(笑)
墓場に行くまで運動を頑張りましょう(笑)
大丈夫
一度習慣化さえしてしまえば、それが普通になります(笑)

 

運動不足はケガと思え

ここまで読んで頂けてるならもうご理解頂けてると思います。
運動しなければ、使っていない筋肉は失われ、
必要最低限の筋肉しか残りません。

つまり運動に適していない体=ケガしているのと同じです。
この認識は非常に大事です。

だからリハビリが必要なのです。

整体に行ったり、
トレーナーの指示に従って体を鍛えることによって、
しっかりケガ状態を治しましょう。

 

やらないより、やった方がマシ説の真偽

やらないより、やった方がマシ、という言葉はありますが、
運動に限ってはそうとも言い切れないものがあります。

その理由は先にもお伝えした通り。
運動効率が悪かったり、
ケガをしたり、
永遠に0⇒1を繰り返していたりする場合があるので、
それだったら、やらない方がマシという場合も出てくるのです。

罠はしっかり仕掛けられているので
何となくで運動はしない方が身のためです。

これは私も罠にかかった一人としてのアドバイスです(汗)

 

最後に、、、

ここまで偉そうに講釈たれてきましたが、
安心して下さい。
私も大失敗を経験して今に至ってます。

25歳から急激に体が鈍くなり、
35歳まで体の衰えを日に日に感じながら、
皆さんと同じように歳のせいにして愚痴っていました。

25歳でガクッと能力が落ちた理由も分かっています。
運動習慣が失われたので、
単純に運動量が減ったからです。

そしてその減った状態になってしまってから、
何度も現役時代のように戻そうと独学(=経験や動画など)でトレーニングしましたが、
何度も挫折。

効果はでないし、ケガをするし、で
3日坊主を繰り返していました(笑)
だからサッカーを嫌いになっていましたね。
これまで出来ていた事ができなくなるって結構心にくるんですよ。

で、35歳の時に転機が訪れます。

理由はここでは伏せますが、
本気でこの現状を打破しなければならないってなった時に、
知人からパーソナルトレーナーしましょうか?と提案があったんです。
藁にも縋る想いでお願いしたら、
めちゃくちゃ体が動くようになりました(笑)
もちろん今も続けています。

今はトレーニングすればするほど結果も出るので、
最高にサッカーを楽しんでいます 🙂

だからこそ言えます。
独学で運動しない方がいいです。
なんとなくで運動しない方がいいです。
できることには理由があり、できないことにも理由があります。

可能ならば私みたいに10年ほど味わった、
辛い想いや苦しい想いをして欲しくないと思っています。
だからこのような記事を書きました。

是非ね、
基本的なことを押さえつつ、
運動習慣を取り入れて、
人生をより充実したものにして貰えたらなと思います。

では一緒に頑張りましょう(笑)

 

 

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